光正との結婚式まであと三日！

木絵は心臓が破裂するほどドキドキしていた。

片隅歴30年の中で目立たず騒がず
ひたすら妄想に浸って人生を歩んできた木絵。

木絵にとって光正との結婚式は
あまりにも晴れがましくて落ち着かない。

そんな中、木絵は光正からイギリス大使夫妻まで
出席すると聞かされ驚きを隠せない・・・
不安と緊張を抱えたまま木絵は結婚式当日を迎える・・・。

案の定、木絵の不安と緊張はピークに達っして
心も体も思考回路も完全にストップ！！

茂子におまじないを教えてもらい
ようやくお父さんとバージンロードを歩く。

一歩一歩 光正に歩み寄って行く木絵。

そんな矢先に木絵が立ち止まってしまう。

一体、木絵に何が起こったのか？

前回の記事を見逃した方は
高台家の人々 5巻 34章 ネタバレ 感想からご覧いただけます。

→高台家の人々 5巻 34章 ネタバレ 感想

気になる続きはこの後のネタバレからどうぞ。


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高台家の人々 漫画 5巻 35章 ネタバレ

春を迎えたすがすがしい朝
木絵は窓を開けて外を見る・・・

木絵（春だ 結婚式まで　あと三日
　　　このところ　朝　目が覚めた瞬間から
　　　ドキドキが止まらない
　　　胃がきゅーっとして鼻息が荒い）

木絵（だって私は　片隅歴30年目
　　　教室の片隅で　コンパスのオフィスの片隅で
　　　コンパのパーティーの片隅で
　　　目立たず騒がず一人　妄想に浸っていたから
　　　注目されることには全く慣れてない
　　　光正さんとの結婚式は
　　　あまりに晴れがましくて落ち着かない）


そんな木絵は光正と一緒に
そば屋で食事をしていた。


木絵『えっ・・・？』

イギリス大使夫婦!?

け　結婚式に出席されるの？

　
光正『あ　いや・・・』　

　　　
木絵（そんな大層な結婚式なの！？
　　　それじゃ・・・）

木絵の妄想


木絵『イギリス大使夫婦が来るのなら
　　　はだかの王様夫婦も来るの!?』


木絵の頭の中にはパンツ一丁の王様と
水着を着た王妃様が登場！


光正『いや　来ない・・・　てゆーか
　　　はだかの王妃様はお気の毒すぎるだろ　　
　　　木絵　頼むからもっとリラックスして　
　　　結婚式はごく普通だから』


木絵『あ・・・うん』


昼食を済ませた光正と木絵。


光正『大使として来られるんじゃないんだ
　　　実はおばあさんの幼なじみの息子さんで
　　　昔から家族ぐるみの付き合いなんだ』


光正『だから　家族の友人として招待しただけだから』


木絵『あ・・・そうか』


木絵（・・・って　
　　　その方が　すごい気もするけど）


仲良く歩いて行く木絵と光正を
噂する女子社員たちの会話。


女子社員『平野さんって　前世でよっぽど
　　　　　良い行いをしたんだろうね
　　　　　誰かの命を救ったとか』


女子社員『そんなもんじゃないね
　　　　　きっと人柱になって
　　　　　村一つは救ってるよ』

あっ！！　この人半分合ってるけど半分は間違ってる。

以前木絵が光正に専務の娘との縁談が
持ち上がった時に、ものすごいことになってたなぁ～。

ヨーロッパの山奥で化け物になりはてて
次々と村人たちを襲ってました（笑い）

→木絵が化け物になりはてた1巻3章のネタバレはこちら


女子社員がそんな話をしてると
後ろの席にいた客が食事を終えて立ち上がった。


女子社員『ゲッ　阿部さん!!』

阿部さんが通っていったことでびっくりする

女子社員（また出た）


阿部『今のはちょっと面白かったよ』


女子社員『・・・どうも』


何も言われなかったのでほっとする。


事務所に戻った阿倍さんは
暗い顔をして座っていた木絵に話かける。



阿部『あれ？　こりゃまた変な顔してる
　　　今度は何？まさか　事ここに至って
　　　まだ　私なんかが　こんなに
　　　幸せになっていいの？
　　　とか　いやみたらしく考えてんの？』


木絵『あ・・・いえ
　　　それは　もう乗り越えたんですけど
　　　結婚式のこと考えると　緊張してしまって』



脇田『あ―――大丈夫だよ――！
　　　新婦なんて笑って座ってればいいんだから
　　　すっ転びさえしなければね』


二人の話に割り込んできた脇田課長


脇田課長『前に一度見たことあるよ
　　　　　花嫁さんがけつまずいて
　　　　　派手にすっ転んだの』


血の気が引いていく木絵は無言！


阿部『余計なこと
　　　言いやがって　バカタレが』


木絵（バカタレが余計なこと言ったので
　　　それはもう　イギリス大使の前で
　　　すっ転ぶしか考えれられなくなった）


その頃　高台家では・・・


光正『大使のこと話すんじゃなかった
　　　当日　その場で紹介するより　いいかと思って』


和正『ま　そのくらい緊張してた方が
　　　アホな妄想されるよりいんじゃない？』


茂子『それは言えてるかも』


和正『式の最中に新郎がわけもなく
　　　盛大に吹き出すってのは困るでしょ』


光正『不吉なこと言うな』


茂子『みっちゃんだけじゃないよ
　　　私達だって用心しなきゃ
　　　カズの「ありがたう　お姉さま」
　　　とか出てきたら　私　声出して笑う』

確かに茂子の言う通り吹き出しちゃいます（笑い）

→5巻34章 ネタバレ ありがたう　お姉さまとは？


和正『やっぱ家族で　無人島に行けばよかったんだ』


光正『無人島で　どうやって式を　挙げるんだよ』


茂子『とにかく　当日は　木絵さんの頭に
　　　刺激を与えるような物に　充分注意しなきゃね』


和正『俺は万一に備えて
　　　式の間は頭　空っぽにしてガードする』


茂子『そーだね　私も』　


光正『待て　お前たち
　　　兄の結婚式で頭　空っぽにするのか』


当日、木絵の妄想に危機対策を話合う高台家。


すると　そこへ　アンがやって来る・・・


アン『いったい何事？
　　　とても結婚式の相談とは思えない
　　　危機感だわね！』


茂子『おばーちゃん！』


アン『おめでとう　みっちゃん
　　　前にも言ったけど
　　　今度が本当の　おめでとう』

光正『うん　ありがとう』


アン『それにしても
　　　なかなかスリリングな
　　　結婚式になりそうで
　　　わくわくするわ―――』


光正『・・・スリルはいらないんだけど』

光正は以前いたずら好きなアンが
木絵に言ったことが不安なのかな？

→アンが光正を不安にした４巻28章のネタバレは？


いよいよ結婚式当日を迎える・・・


わあ！！　素敵！！　

木絵さん　すごく綺麗！！


木絵の晴れ姿に感激する茂子


茂子『デザインを見た時は　ちょっと　
　　　シンプルすぎるかと思ったけど
　　　イメージにぴったり　
　　　さすがお母様こーゆーのは得意・・・』

　　　
茂子（え？　なに？　真っ白
　　　頭の中真っ白ってよく言うけど
　　　本当にここまで真っ白なの　初めて見るわ）


茂子（思考も体も全機能が停止してる!!
　　　よく見たら　顔も変）

木絵は壊れたロボットのように硬直！


そんな木絵を見た茂子は激励する


茂子『木絵さん　しっかりして!!
　　　大丈夫だから！歩くことだけ考えるのよ！』


茂子『右　左　右　左　足を交互に前に出すの!!
　　　みっちゃんの所まで辿り着きさえすれば　大丈夫だから!!」』


木絵『あ・・・・・・
　　　右　左・・・　右　左・・・光正さん・・・』


茂子『そう!!』


木絵『右　左　右　左　光正さん』　


何度も繰り返す木絵。

木絵は式場に行きお父さんと腕を組んで
バージンロードをゆっくりと歩き始める。


木絵（右　左　右　左　光正さん）


木絵（右　左　右　左　光正さん）


和正（何の呪文だよ）


木絵（右　左　右　左　光正さん
　　　右　左　右　左　金太郎）


和正（は？）


（結婚式場に金太郎がいる!!）


木絵は通路側にいた金太郎そっくりな
男の子を見つけてしまう。


茂子（しまった!!　よしのり!!
　　　母方の従姉の長男　よしのりは
　　　金太郎そっくりだったんだ）


和正（なんでよしのりが
　　　通路側にいるんだよっ）


木絵（式場に金太郎がいるのは）


木絵の妄想

クマにだまされたから


ドーン


金太郎『さっ来い!!　もう一番!!」』


クマ『いや―――
　　　お相手したいのはやまやまですが
　　　金太郎さん　今日は町で
　　　あなたの断髪式が行われる日ですよ』


金太郎『断髪式!!』


金太郎は自分の断髪式と思って喜んでやって来たのに
平凡な顔の知らない女の結婚式だったから・・・


木絵（すごくとまどっているのね）


木絵はよしのりの前で立ち止まって　じーっとガン見！


よしのりは　冷や汗をかいておびえていた。


和正（平凡な顔の知らない女が
　　　ガン見してるからだろ）


由布子『何やってるの　木絵さん』


茂正jr.『思い出すね』


木絵の母『どーしたのかしらね―――』
　

木絵の父『こら　木絵　』


木絵（はっ　私ったらっ
　　　こんな時にまで妄想して
　　　ボーっとしたりして　バカ!!
　　　どこまでバカなの!!）


木絵（こんなバカでごめん　光正さん）


木絵（やさしい目　笑いをこらえた口もと
　　　そうだ　光正さんは・・・　
　　　初めて話した時からずっとそうだった）

→光正と木絵の馴れ初め1巻序章はこちら


ようやく祭壇にたどりついた木絵。

お父さんが光正に木絵を託す。


私の愛する人はテレパス

だからこそ　こんな私を見つけてくれた

木絵（今日から私は　高台家の人になります）

⇒第36章へと続く・・・



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高台家の人々 漫画 5巻 35章 感想

高台家の人々5巻35章を読んだ感想です。

まったく木絵の脳って
どこまで刺激に弱いのかなぁ（笑）

5巻34章に出て来た茂子の『やうこそ　お姉さま』

同じく和正バージョン『ありがたう　お姉さま』

34章のお姉さまバージョンも可笑しかったけど
35章の『金太郎バージョン』には驚いた。

なぜ、こんな所にいるのって感じでしたね。

まぁ～その感想は後程ゆっくり述べるとして

ウエディング ドレスに着替えた木絵。

木絵の花嫁姿がとてもかわいくて素敵でしたね～。

木絵があまりにも可愛いもんだから
茂子もびっくりしてました。

ところが木絵の頭の中は真っ白。
心も体も思考も完全に停止状態。


そこで茂子が木絵におまじない。


右左 右左 右左と交互に足を出して
みっちゃんの所まで行けば大丈夫だから。


木絵は茂子に言われた通り
右左 右左 と呟くうちに・・・。


いつの間にか 光正の名前を呼んでいたんです。

おまじないで無意識のうちに光正の名前を
呼んでる木絵もかわいかった。


木絵にとって光正は何ものにも
代えがたい唯一無二の人なんだなぁと思った。


それでも木絵はガチガチに緊張しながら
お父さんと腕を組んで一歩二歩と
光正が待つ所までバージンロードを歩くんです。

木絵のお父さんが登場するのはこれで2回目。

以前、光正が木絵の実家に行った時以来ですね。

→木絵のお父さんと光正の会話4巻25章はコチラ

心の中で光正の名前を呼びながら・・・。

早く光正さんの所まで辿り着きたい。

どうか、何事も起こりませんように。

三日前に脇田課長から聞かされた
式場で転んだ花嫁のようになりませんように。


光正さんと私の人生最大のイベントだから
いつものように妄想に浸るわけにはいかない。


おそらく木絵の心境はこのような不安で
いっぱいだったのではないでしょうか？


茂子や和正もまた同じで心境で
3日前から木絵の頭に刺激を与えるものを
式の当日はシャットアウトしなければ・・・！！

二人ともかなり不安でしたからね～（笑）


おそらく二人は式に参加する人物や
周りに置いてある物。


木絵に刺激を与える物を
すべてチェックしたと思います。


ところが二人の不安は現実になってしまうんです。


順調にバージンロードを歩いていた
木絵の視線が前方にいた男の子に集中するんです。


木絵は目の前にいるおかっぱ頭をした
金太郎そっくりの男の子の前まで行ってしまう。


結婚式場に金太郎がいる!!

しまった　よしのり！！


茂子も和正も冷や汗（笑）


そこにいた男の子は？


由布子の従姉の長男のよしのり


そこからはもう木絵の妄想は止まりません。

金太郎とクマが登場！


金太郎はクマに断髪式だと聞いて
喜んでやって来たのに結婚式だったんです。


目の前の平凡な顔をした女に
ガン見される金太郎はタジタジ（笑）


木絵はしばらくボーっとして
お父さんに叱られてしまうんです。


結婚式の当日まで妄想してしまう木絵。


結婚式の教会でもやらかす
木絵がお茶目すぎて爆笑してしまいました。


まぁ～そのあと、光正の所までたどり着くんです。


私の愛する人はテレパス

だから 片隅の私を見つけてくれた。

今日から私は 高台家の人になります。


この木絵の心の言葉とても好きです。

特に二行目はジーンと心に響いてきますね。


それと 木絵が光正を見つめる表情がとてもピュア♪


涙で目が潤んでいた木絵の光正を愛しく見つめる表情・・・。


木絵の清らかな心を映し出していたような気がしました。

笑いあり感動ありの第35章！

木絵と光正の人生の晴れ舞台とても良かったですね♪


そんな高台家の人々実写映画が遂に明日6月4日に公開！
実写映画でスクリーンに描かれてるストーリーは！？

人の心が読める“テレパス”を持った、
祖母のアン、長男の光正 長女茂子 次男和正。

それぞれ4人の高台家の人々の恋物語！

祖母のアンと茂正はイギリスでの出逢い～別れ。
劇的な再会を経ての結婚に至るまで。

光正は奇想天外な妄想女子平野木絵との馴れ初め～恋の結末。

茂子と浩平は友達から恋人同士になるまでの展開。

和正と斎藤純はヨシマサの活躍で恋に発展！？

それぞれ違う4人の恋物語！！

この実写映画高台家の人々では
感動的に描かれてるようです♪

本来なら光正の母の由布子と父の茂正Jr。

この二人の恋物語も実写映画の中で
描かれる予定だったのですが・・・

クランクインなどの撮影上の都合で
描き切れなかったみたいですね。

原作漫画を全部読破している
私としてはこの二人の恋物語もすごくツボなんですよ。

若い頃の由布子の気性の激しさと言ったら
そりゃーもう 半端じゃないですよ！！

茂正が口から血を出すくらいの
平手をくらわしましたからね（笑）

ぜひ、迫力あるスクリーンで観たかった。

ところが　ところが　朗報です(＾◇＾)

映画では、描き切れなかった若かりし頃の由布子。

ちなみにこの時の由布子は
（深丸由布子）って言う旧姓なんですけどね。

由布子のイメージとはちょっと違うなぁ～

そんな由布子と茂正Jr.（通称マサオ）の
新しい恋の物語がドラマ化として動画配信が決定！

30年前の由布子をドラマの中で
キャストとして演じてるのは（小松菜奈）さん。

茂正Jr.（通称マサオ）のキャストは
映画で和正を演じた（間宮祥太朗）さん。

この二人が結婚するとネット上では大騒ぎ（笑）
もちろん、高台家の人々実写ドラマの中ですけどね(＾◇＾)。

それで、実写ドラマもカウントダウン状態！

実写映画と同じ6月4日からスタートするんですが
私も配信日には驚いてるんです。

6月から配信される情報までは入手してましたが
まさかー！映画と同じ日なんて忙し過ぎる。

昼は映画、夜はドラマを観て
感想やネタバレの記事作成で大変（笑）

でも、高台家の人々ファンの私としては見逃せない(^^♪。

頑張って感想などをまとめますので、
よかったら記事を読んで下さいね。

それで肝心のドラマ配信先なんですが
NTTドコモが運営しているdTVなんです。

気になる月額料金はお財布にも優しい500円♪

そんなdTVが高台家の人々スピンオフドラマを独占配信(＾◇＾)

dTVでしか見れない高台家の人々実写ドラマ(#^.^#)
今なら初回31日間無料お試しキャンペーン中――！！

無料期間でも12万以上の作品が見放題なんですよ!(^^)!

こんなにたくさんあったら、綾瀬はるかさんや斎藤工さん。

水原希子さん、間宮祥太朗さん、小松菜奈さんたちの
過去の人気ドラマや映画も選び放題ですね♪

お試し期間中に見るだけ、見ておこう!!
まさにエエトコ取りも有りかなっ（笑）

あっ・・・全然興味のない方はスルーして下さいね。

少しでも興味がある方だけお気軽にどうぞ(#^.^#)

⇒dTVでしか見れない高台家の人々実写ドラマはコチラから


【原作漫画での由布子と茂正Jrの関連記事】
⇒高台家の人々 3巻 18章 ネタバレ 感想
⇒高台家の人々 3巻 19章 ネタバレ 感想
⇒高台家の人々 3巻 20章 ネタバレ 感想

【関連記事】
⇒次回第36章はコチラ・・・
⇒高台家の人々ファンブログまとめページはこちら

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